今日は朝から『開しまほっけ』作りですが、ここ数年ほっけの価格が上昇していて、近年ではかなり高騰しています。
原因は人気の羅臼産のほっけの漁獲低迷です。
更に追い打ちをかけるように輸入物のほっけも高騰しています。
実は一昨年、絶滅危惧種に指定されているトドの資源保護を目的に、その主要なエサであるホッケの漁獲枠がアメリカで大幅に縮小されたんです。
そのため輸入量が急減し、価格も07年と比べて約3割アップ。ロシア産の輸入価格もそれにつられて07年から約6割高くなりました。
アメリカの漁獲制限期間は10年。最低でもあと8年は高値基調が続きそうです。
卸値の上昇をそのまますぐには売価に転嫁できませんが、当店におきましても値上げせざるを得ない状況なのです。
このままでは開ほっけは高級魚になってしまいそうです…。