黒鯛は「チヌ」と呼ぶ地域が多く、釣りの対象魚として代表的なものの一つですね。
値段も安くお手頃なのですが、やや磯臭さが気になるという方もいますので料理法には工夫が必要です。
同じタイ科で姿もよく似ている魚の王者「真鯛」と比べてしまうと、さすがに「チヌ」は分が悪いですね。

タラバガニのメスは国内では乱獲により年々水揚げ量が減り、国の法令によって採捕が禁止されています。
国内で売られているメスのタラバガニは、ロシア産もしくはアラスカ産のものが多いようです。
タラバガニは、メスに比べるとオスの方が断然大きく、身もプリプリしていてジューシーです。しかしながらメスには高級珍味として知られる、「内子」や「外子」が入っているのが楽しみとなっています。

北寄貝の正式名称は、ウバガイ（姥貝）ですが、一般的にはホッキ貝の名で広く知れ渡っています。
名前の由来は、北海道など「北に寄った」地方で獲れる貝であるためホッキ貝と言われたという説もあります。
甘味があり、シコシコとした歯ごたえ、旨みをたっぷりと含んだジューシーな味わいが最高です。
地元では「北寄の炊き込みご飯」や「北寄カレー」が有名です。

体は硬い骨板に覆われ角張っており、横断面が八角形であることから、一般には「ハッカク」の名で親しまれています。
正式名は「トクビレ」。特別に大きいひれをさすトクビレ（特鰭）の名がついたとされます。
旬は冬。濃厚な旨みと、脂の甘みがあり刺身をはじめ、焼いてもとても美味しい魚です。