体は硬い骨板に覆われ角張っており、横断面が八角形であることから、一般には「ハッカク」の名で親しまれています。
正式名は「トクビレ」。特別に大きいひれをさすトクビレ（特鰭）の名がついたとされます。
旬は冬。濃厚な旨みと、脂の甘みがあり刺身をはじめ、焼いてもとても美味しい魚です。

脂が多くて淡泊な八角は、刺身や背開きの軍艦焼きもとても美味しいのですが、何と言ってもこの一夜干しが一番！
味がギュッと濃縮され、骨の周りの脂の旨さと言ったらもうたまりません。
すっきりとした淡麗辛口の日本酒をきりっと冷やして一緒に頂けば、もう最高です♪

食べ残った八角の中骨は「骨せんべい」で頂きます。
じっくりこんがり炙る。香ばしいいい香りがまた食欲をそそります。
パリパリ、サクサクでお酒にもよく合います♪
皮もせんべいにすると美味しいですよ。

型の良い八角が入荷したので一夜干しを作ります。
この魚、脂乗りがよいので溢れ出る脂がほんのり甘くコクがあり、上品な旨味なんです。
このまま塩焼きにしても良いですが、一夜干しにすると更に旨味が凝縮されます♪