私たちが普段食べているハマグリは、中国や台湾、韓国から輸入されたものがほとんどで、市場に出回っているものの90％以上が輸入ものです。
これを数ヶ月間、国内の浜で蓄養してから販売されます。
純国内産のハマグリは漁獲量が極めて少なく、今では絶滅危惧種とされ漁を厳しく制限されています。

これから冬に向かって脂が乗って美味しくなる黒ムツです。
この魚、白身で全体に脂乗りがよく濃厚な旨みがあります。脂からの甘みも強く、鮮度が良ければ迷わず刺身で。
他には煮付けや焼き物、鍋など。魚自体に十分な脂分と旨みが含まれているので、洋食系にもバッチリ合いますよ♪

今日はひな祭り。と言えばはまぐりですね。
桃の節句、ひな祭にはまぐりを備えるのは、二枚の貝殻をはずしてしまうと、他の貝殻とピタリと合うことは決してありません。 このことから、夫婦和合の象徴としてひな祭りの祝い膳にはまぐりが登場することとなったようです。

「目に青葉　山ほととぎす　初鰹」とうたった句がありますが、“初鰹”とはいつ獲れた鰹のことを言うのでしょうか？
時代とともに変化しているようです。その昔は、黒潮に乗って北上する鰹が５月頃、関東地方の港に水揚げされ、初鰹として持てはやされていましが、今では漁船や漁法の進化により２月～３月頃に九州から紀州沖で水揚げされた鰹が初鰹とされています。